2/23 「アーティストの基礎講座」(天野太郎さん)
2月23日の制作コースは、
2020年札幌国際芸術祭の企画ディレクターである、
天野太郎さんがスクールに来てくださいました。
この日は、専業アーティストとして生きるうえでのかなりリアルな内容。
美術の環境が変わった現代において、アーティストはどうすれば良いのか?
というお話でした。
海外の美術館のコレクションの現状や、
ギャラリーと美術館の関係性などなど。
さまざまな現場に足を運び、実際に見聞きした情報が
ベースとなっている天野さんのお話は
非常に、リアリティがあります。
アーティストを真剣に目指す人にとっては、
自分の制作と地続きの内容で、かなりタメになったのではないでしょうか。
やや難しい部分もありましたが、時間をかけてじわじわと効いてくるような
重みを感じました。
また、後半のアドバイスの時間では、さすがの慧眼!
その日はじめて目にする生徒たちの作品に対して、
より深いところの理解や考察を促すようなコメントをいただきました。
スクールでは、道外講師の方から作品について
アドバイスをいただく機会を設けていますが、
そのたびに地方ではなかなか得られない
美術における第一線のリアリティを感じられるのが良いですね。
また、いろんな評価に対して生徒たちが生身でぶつかっている瞬間は、
とてもワクワクします。
講評含め3時間超えの長丁場でしたが、あっという間の講義でした。